制作ブログ 水彩キャンバスⅢ

3枚購入した水彩キャンバスを使用しての制作第3弾です。
引き続き「野村重存による絵を描くための風景の写真集」より奥入瀬渓流の写真を素材にします。
今回のテーマは「黒」です。キャンバス地であればしっかりした黒でも他の色を汚さず耐えられるのではないかとの予想の下、「緑と黒の世界」の表現にチャレンジします。

前回の触れましたが、鉛筆での下書きが出来ないので着彩で構図を取ります。
M10のやや縦長の画面に合わせて感性に任せてアレンジしてます。

全体を見ながら描写を高めていきます。
左側:林の緑を描き足して葉のかたまり等を表現します。
右側:全体に青み及び陰の黒さを加えていきます。渓流は水の流れの連続性及び水量に違和感がないかを注意しながら表現していきます。また、水面の光はキャンバス地を残して反射光の強さが損なわれないように留意します。

立木を思い切った濃い黒で描き入れます。
立木の黒を入れると絵の印象がガラッと変わります。
この黒によって光が見えてきて、後ろの木々が明るく感じられます。
後は全体の調子を整えて完成です。

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