
今回の絵の教室のモチーフは冬野菜と籐篭に入ったコデマリの景です。

素直に描いた一枚です。
それぞれの野菜の位置関係や、籐篭の表現など気を付けて描き起こしました。

次の一枚はとにかくインパクトとダイナミックを目指して、最初から完成形をイメージして描いてみます。
半分にカットしたキャベツの断面が魅力的だったので、これをメインにして構成します。
色調は青色を基本としますので背景に青(バチターブルー・コバルトブルー等)を置いていきます。

まず、キャベツの断面を描き起こしました。
葉のまとまり具合をしっかり観察し、葉と葉の隙間に色を置いて表現していきます。

キャベツを支えるように後ろにブロッコリーを配置します。
ブロッコリーについては詳細には表現せずブロッコリーとわかる程度にとどめておきます。

ハス、ニンジン、トマト及び篭を描いて各要素を仕上げます。
今回は最初からダイナミックに仕上げようと決めていましたので、手前に強めの青色を注して完成とします。

今回は窓枠に置いた青い花(名称不明)を描きます。
窓ガラスの光、窓枠に当たった反射光、部屋側の壁の光等に着目して絵を進めていきます。

題目の絵の話の前に少し青色の絵具について触れます。
富士山の絵2点ですが、この絵の空はバチターブルー、

この絵の空はコバルトブルーで表現しています。
両方の絵具ともにパレット上では鮮やかな色なのですが、紙面の上ではくすんだ色となってしまします。

そこで代表的な青系の絵具を紙に塗った場合どんな具合になるか試してみました。
上から
コバルトブルー
ウルトラマリンライト
セルリアンブルー
バチターブルー
マンガニーズブルーノーバ
の5色です。
コバルトブルーはやはり少しくすんでいて空の青さを表現するにはもう一つ物足りない。ウルトラマリンは結構鮮やかな発色だけれど空の青さには場面を選ぶ色かなと思う。セルリアンブルーはこのコピーでは明るく見えるが実際は少しくすんでいるし、グラニュレーションが起きやすい。バチターブルーはホワイトが入っていて明るくなるかと思いきや実際に塗ってみるとそれほどでもない。
最後のマンガニーズブルーノーバはパレット上ではあまり目立たないが、こうして紙に塗ってみると意外に明るい。

そこで今回はマンガニーズブルーノーバを青のメインに描くことにしました。
まず窓ガラスにはマンガニーズブルーノーバ・リーフグルーン・サップグリーン。
窓枠はマンガニーズブルーノーバ単色で。
内側の壁はハルモニアのキャッスルグリーンとファントムミストを試しに使ってみました。

次に窓枠にバーントアンバーで茶色味を追加、壁にはマンガニーズブルーノーバをグレージングして青みを整えます。

花の周りの様子が整ったところで花と花器を描き込みます。
ここも花はマンガニーズブルーノーバをメインに着彩します。結構明るい青が表現できます。特にウルトラマリンと混色すると鮮やかな青が出てくるように思います。
花器はいつものようにコントラストをはっきりさせて光を表現します。
2025/8 「窓辺」 F6
72歳のじいちゃんの趣味の水彩画を紹介しています。部屋の壁にかけて穏やかに眺められる絵を目指しています。