展示予定作品一覧(新作)

ほとんどの作品は画像をクリックすると制作ブログが見られます。

2022/04 ヤマブキの景 F6
2022/06 「ローズハット」 F6
2022/07 「光の通り道(鶴の平橋)」 M10
2022/07 「紅葉の傘」 M10
2022/07 「緑と黒」 M10
2022/08 「光と音」 F6
2022/11 「高尾山Ⅱ」 F6
2022/11 「吾妻渓谷」 F6
2022/12 「通りの小路」 F6
2023/04 「マツカサアザミⅠ」 F6
2023/05 「マツカサアザミⅡ」 F6
2023/06 「休漁日」 F6
2023/7 「ブルームーン」 F4
2023/8 「気迫」 340×890mm
2023/8 「雲間」 M10
2023/8 「紫鏡」 M10
2023/8 「飛沫」 340×890mm
2023/09 「朝の光の中で」 F8
2023/11 「秋風」 F4
2023/12 「黄昏時」 F4
2023/12 「紅葉の頃」 F6
2024/1 「年の始めに」 F6
2024/2 「残照」 F8
2024/3 「カサブランカ」 F4
2024/3 「青い敷物の上のバラ」 F4
2024/3 「ラッパスイセン」 F4
2024/4 「目覚め」 F6
2024/5 「早起き」 F6
2024/8 「焦点」 F8
2024/9 「ライトアップ」 F4
2024/9 「朝の浮見堂」 M10

制作ブログ 浮見堂

奈良公園脇の浮見堂です。
池の水が管理の為抜かれていて一部池の底が見えていました。
宿の朝食前に散策に出かけた途中の一枚です。
この朝の静けさを感じさせる様子を描きたいと思います。
浮見堂の中にはほんのり照明が光っていました。

今回は縦長の構図としたいので、用紙はM10号サイズを用います。
配置は浮見堂をやや中央上部に配し池の面を大きくとっています。
空、遠くの山並み、手前の樹々、水面等に色を置きます。

樹々の緑を入れた状態ですが、朝の景色としては緑の色が強すぎると感じられたので、一度洗い流すことにしました。

洗い流した状態がこれです。

さらに暗くするため、全体にグレーをかけます(グレージング)。
一番手前の岸は右下の角に見えていたのですが、池の広がりを遮るように感じられたので弱めていきます。
その後浮見堂、橋を描き込みます。浮見堂の屋根の角は一直線に水平がそろってないと傾いて見えるので気を付けます。
同様に水面に映る建物も中央の塔やひさしの位置が垂直実像と同じ位置にないと不自然に見えます。また、水面に映る屋根は裏側が見える状態となります。

手前の水面を描き込みます。割と面積の多い部分なのでしっかりと描いていきます。最初に触れたように水が抜かれて底が見えている状態なので、その土がポツポツと表面を出している様子を表現しました。また、全体の色のバランスを考慮して紫よりの色でまとめてみました。
タイトルは「朝の浮見堂」です。

2024/9 「朝の浮見堂」 M10