今回の絵画教室でのモチーフはガラス浮きです。
50年前まだ学生だった頃旅行先の利尻島で見かけたガラス浮きが忘れられず、小ぶりのものですがメルカリで購入しました。
昔の漁ではプラスチックや発泡スチロールの浮きはありませんでしたので、網を仕掛けるための浮きは皆ガラス製でした。
デッサンはしっかり描かないとガラス浮きのフォルムが崩れてしまうので、表面を覆う網をメインに正確に描いていきます。
主役を引立たせるよう、背景を着色します。
全体を青色のイメージで色を置いてみました。
だいたいの構成を描いたところです。
8月でしたが添えられた花がコスモスでしたので、ピンクと青色の対比を強調しながら全体をまとめました。
ここで途中の絵をコピーして全体を青色で纏めた場合と、いろんな色でカラフルにした場合をシュミレーションしてみました。
左側は青色で纏めた場合。右側はカラフルに仕上げた場合です。
カラフルにした場合も捨てがたいものがありますが、今回はブルートーンで行くことにします。
この作品はすべてを明確に描かずにガラス浮き左上部をメインに描き起こして周りはあいまいにしてみました。
そこで一部に視野を限った状態を表して、タイトルは「焦点」としました。