伊豆に旅行に行ったときに立ち寄った下田港での1枚です。
水面に映る船体や雲の様子がキレイだったので描いてみました。
まず、水面に映る空の様子を描いていきます。
水を含ませた紙面に一気に描き進めます。雲はテッシュで拭って紙の白さを拾っていきます。
併せて漁船の背後の森も描いておきます。
次に漁船の船体及び水面に映る影を表現します。
この時、船体の実体と水面に映る影とにズレが無いよう気を付けます。特にへさきの位置が垂直にあっているかが重要です。
写真の中で赤い旗が気になって調べたところ、下田港では漁船が出漁しないときは竹の棒に赤い旗を掲げて出港しませんよと知らせているとのこと。
そこで作品ではこの漁船たちが休漁で港にその船体を休めていることを強調するために、写真にはないボラード(係船柱)を右下に追加して船がつながれていることを表現しました。
チョットしたアクセントとして水面に映るへさきの柵も描き込みました。
完成です。
作品名は「休漁日」としました。
船につながれているロープを少し強調しています。