芙蓉の花を描きます。
芙蓉の花は朝咲いたときは真っ白です。日中の陽の光を受けて縁からピンク色に染まっていき、夕方には全体にピンク色になり夜中に萎みます。
右下の花を主役に後ろの花たちが脇役として全体を支えます。
花の部分を残して黄色及び青色系で背景を整えていきます。
ピンク色の萎んだ花が四角形を構成するのが目障りなので、右の花に青色をかけて弱くしました。残りの3つで三角形を構成します。
また、後ろの並んでいる3つの花も単調となるのを避けるため、左端の花に黄色をかけて弱めています。
完成です。
タイトルは「朝のひととき」としました。
花3のページにアップしました。
元の写真
庭に入る木戸をメインに描いていきます。
今回はグリザイユ技法(ほぼモノクロームの水彩で描いた絵の上に色を重ねてゆく技法)の練習も兼ねてセピア調に仕上げていきます。
まず近景の樹木をあまりリアルに描かずややファンタジー気味に雰囲気だけを表現します。
次に建物等をグレーのみで表現します。
この後セピア調の色を重ねていくので陰影をしっかり描きます。
全体にセピア色をのせた状態です。
セピア色はローズマダーとサップグリーンの混色に多少の黄色を加えて調整しています。
この後全体的に整えて(壊す?)いきます。
完成です。
上図の建物のセピア色と樹木の青色がなじむように、相互に青味や赤味を足してあります。
また、左上の屋根の形状の修正と、木戸の強さとバランスをとって建物の左端を少し強くなるよう手を加えています。
八郷古民家にアップしてあります。
72歳のじいちゃんの趣味の水彩画を紹介しています。部屋の壁にかけて穏やかに眺められる絵を目指しています。