
元の写真
庭に入る木戸をメインに描いていきます。
今回はグリザイユ技法(ほぼモノクロームの水彩で描いた絵の上に色を重ねてゆく技法)の練習も兼ねてセピア調に仕上げていきます。

まず近景の樹木をあまりリアルに描かずややファンタジー気味に雰囲気だけを表現します。

次に建物等をグレーのみで表現します。
この後セピア調の色を重ねていくので陰影をしっかり描きます。

全体にセピア色をのせた状態です。
セピア色はローズマダーとサップグリーンの混色に多少の黄色を加えて調整しています。
この後全体的に整えて(壊す?)いきます。

完成です。
上図の建物のセピア色と樹木の青色がなじむように、相互に青味や赤味を足してあります。
また、左上の屋根の形状の修正と、木戸の強さとバランスをとって建物の左端を少し強くなるよう手を加えています。
八郷古民家にアップしてあります。

元の写真
絵画教室でのモチーフです。
点線の枠内を選択して構図を取ります。
手前のガクアジサイを主役として構成しました。

元の写真
点線内のヒマワリとトルコキキョウを描いていきます。

まず、全体の土台を作っていきます。それぞれの花の色に引きずられた空気の感じとして、黄や紫で花の周りを形作っていきます。
トルコキキョウの青い花柄は、模様となりますので後から表現します。まず、花の立体感及び廻りの位置関係を捉えます。

主役のヒマワリの強さを高めていきます。中心の窪みの表現で花の向きが決まります。
トルコキキョウの花びらの縁の模様を良く観察しながら置いていきます。
一回完成としたのですが、少し寂しい気がしたので、裏を見せたヒマワリ一輪とシルエット状のトルコキキョウの蕾を足してみました。
左側が少し暗いのはスキャナで取り込むときの加減です。
72歳のじいちゃんの趣味の水彩画を紹介しています。部屋の壁にかけて穏やかに眺められる絵を目指しています。