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制作ブログ 下田港

伊豆に旅行に行ったときに立ち寄った下田港での1枚です。
水面に映る船体や雲の様子がキレイだったので描いてみました。

まず、水面に映る空の様子を描いていきます。
水を含ませた紙面に一気に描き進めます。雲はテッシュで拭って紙の白さを拾っていきます。
併せて漁船の背後の森も描いておきます。

次に漁船の船体及び水面に映る影を表現します。
この時、船体の実体と水面に映る影とにズレが無いよう気を付けます。特にへさきの位置が垂直にあっているかが重要です。

写真の中で赤い旗が気になって調べたところ、下田港では漁船が出漁しないときは竹の棒に赤い旗を掲げて出港しませんよと知らせているとのこと。
そこで作品ではこの漁船たちが休漁で港にその船体を休めていることを強調するために、写真にはないボラード(係船柱)を右下に追加して船がつながれていることを表現しました。

チョットしたアクセントとして水面に映るへさきの柵も描き込みました。

完成です。
作品名は「休漁日」としました。
船につながれているロープを少し強調しています。

制作ブログ マツカサアザミ

マツカサアザミⅠ

たまたま花屋で珍しい花を見つけたので購入しました。
ネットで検索したところマツカサアザミ(エリンジウム)と分かりました。
この印象的な花を描いてみたいと思います。

まず、主役のマツカサアザミをその特徴を捉える為配置します。
花も葉もトゲトゲ感が強いです。

背景を青みの系統色で置いてみました。
結果、主役の花も青色よりなので背景に埋もれてしまいそうなので、背景の色味を多少変えることとしてみます。

コピーした絵の背景に黄色みや赤味を加えてみたのが左の絵です。
とりあえずこの方針で行ってみようと思います。

背景に色味を加え、なおかつそれぞれの花に変化をつけて完成としたのがこの絵です。
この絵は描画していくたびにその印象が大きく変わっていったのが面白かったです。

マツカサアザミⅡ

同じマツカサアザミがモチーフの絵ですが、前回の絵がややざわついた感じの絵となりましたので、全体として青の落ち着いた印象の絵を目指して再挑戦してみます。

マツカサアザミの周りに青色の小花(名前は分からない)を全体に散らしボリュームを増します。
また、益子焼の花器を描画。
テーブルには布を敷いてテーブル面が単調にならないようにしてみました。

完成とした絵です。