「静物画」カテゴリーアーカイブ

制作ブログ ガラス浮き

今回の絵画教室でのモチーフはガラス浮きです。
50年前まだ学生だった頃旅行先の利尻島で見かけたガラス浮きが忘れられず、小ぶりのものですがメルカリで購入しました。
昔の漁ではプラスチックや発泡スチロールの浮きはありませんでしたので、網を仕掛けるための浮きは皆ガラス製でした。

デッサンはしっかり描かないとガラス浮きのフォルムが崩れてしまうので、表面を覆う網をメインに正確に描いていきます。

主役を引立たせるよう、背景を着色します。
全体を青色のイメージで色を置いてみました。

だいたいの構成を描いたところです。
8月でしたが添えられた花がコスモスでしたので、ピンクと青色の対比を強調しながら全体をまとめました。

ここで途中の絵をコピーして全体を青色で纏めた場合と、いろんな色でカラフルにした場合をシュミレーションしてみました。
左側は青色で纏めた場合。右側はカラフルに仕上げた場合です。
カラフルにした場合も捨てがたいものがありますが、今回はブルートーンで行くことにします。

この作品はすべてを明確に描かずにガラス浮き左上部をメインに描き起こして周りはあいまいにしてみました。
そこで一部に視野を限った状態を表して、タイトルは「焦点」としました。

2024/8 「焦点」 F8

制作ブログ 正月

1月の絵画教室で何かおめでたいものを描くのが課題でしたので正月に泊まった旅館の生花の扇をモチーフに描くことにしました。

これは同じ教室での素材をスケッチしたものです。赤いバックに白い花の配色を試したものですが、これを参考に進めていきます。

まずは赤色系で背景を整えていきます。
白い花がメインとなるので紙の白さを残します。
今回の用紙はアルシェを使用してますが、水の吸込みが強いので少しの水加減でバックランが生じます。紙に水気があると色が吸い寄せられてきますのでエッジの効いた境目を描きたいときは要注意です。
なお、普段はウォーターフォード紙を使用してます。

花瓶に活けられた白い花、ナンテン、松の枝等を描き込みます。
花瓶の台、扇及び扇から垂れる紐を描いてだいたいの構成は見えるようになりました。

花瓶の左側が少し寂しかったので毬を配置しました。これで花のかたまりから扇への連続性が出てきたかと思います。

陰影を調整して完成です。
扇の模様は飛翔する鶴が描かれています。