以前、伊香保温泉に旅行に行ったときに立ち寄った榛名山山頂のロープウェイの支柱に心が惹かれたので写真に収めました。
今回はこれを描こうと思います。
支柱をシルエットにして引き立てようと思うので夕景の時間設定とします。
なので空は夕焼けの表現をします。
また、支柱は光の当たる部分を残したいので、とりあえず白抜きとします。
だいたいの景色が出来たところでグレージング(後述)をする予定なので背景はしっかり描いておきます。
遠景、近景の調子を整え影を入れたところです。
影が入るとガラッと雰囲気が変わります。
全体にグレージングをほどこしました。
これで一気に夕景となりました。
グレージングは薄い色を刷毛で幅広く塗っていきます。
これで全体の色合いがなじんで画面が落ち着きます。
ロープウェイの支柱を描き込んだところです。
この支柱が主役なのでしっかり描き込んでます。
滑車の数が多いので大変でした。
日向見薬師堂Ⅰ
四万温泉の奥まったところにある日向見薬師堂です。
ここの紅葉の景色を描いてみました。
この絵では最初に紅葉の葉を描いておいて、マスキングで保護しながら周りをかこっていく手法を取りました。
後ろの林や薬師堂の門などを描き込んでいった途中の状態です。
これが完成とした絵ですが、思ったようには紅葉の美しさが前面に出ませんでした。
日向見薬師堂Ⅱ
先の日向見薬師堂の別アングルからの写真です。
前作の失敗を踏まえて、今度は背景を作りながら紅葉の様子は後から強めていくこととします。
まず、全体の構成及び配色を置いていきます。
背後の薬師堂の門は写真では下からのアングルなので上にすぼまっていますが、敢えて垂直にしました。
さらに描き込んだ状態です。
ここで樹の幹を入れていきます。
下地の黄色を生かしながら、紅葉の赤を散らしていきます。
最後に全体を薄い黄色みがかった色でグレージングして調子を整えて完成です。
72歳のじいちゃんの趣味の水彩画を紹介しています。部屋の壁にかけて穏やかに眺められる絵を目指しています。